ぺるそな

「遠くから歩いて来たという青年」

「二十八年間、人形を育てているというひと」

「使いかけの電車のプリペイドカードを買わないかと訊く男」

「辛いので辞めようかと迷っている北洋漁船員」

...など等

浅草寺境内で撮られたモノクロポートレート集。

それぞれの写真に添えられた一行のキャプションが

その人の人生を物語っているように感じさせる。

見ていると「他人が愛おしく」なってくる一冊です。